101
Simpsons Roasting on an Open Fire
シンプソンズの
はちゃめちゃなはじまり
シンプソン家のクリスマス
#7G08
もうすぐクリスマス。どの家もクリスマスの飾り付けやプレゼントの準備で大忙し。今年のバートの欲しいプレゼントはタトゥー(いれずみ)。リサは3年続けて馬が欲しいといっている。マージはバートたちを連れてクリスマスショッピングに出かけるが、バートはマージを喜ばせるために「マザー(お母さん)」といういれずみを腕に入れてしまう。怒ったマージはバートを病院に連れて行きレーザーでいれずみを取る手術を受けさせる。その手術代でクリスマスのために貯めておいたお金を使いきってしまったが、毎年ホーマーの勤める原子力発電所ではクリスマス・ボーナスがでるのでそのお金で補うことにする。
しかし今年はクリスマス・ボーナスが出ないことが判明。マージをがっかりさせたくないホーマーは内緒のアルバイトでお金を稼ぐことにする。サンタクロース養成学校に通いなんとかサンタクロースのバイトをはじめたホーマー。サンタと写真を撮るイベントでバートにはばれてしまうが、男同士の誓いで他のみんなには内緒にすることを約束する。
クリスマス・イブの日ホーマーはアルバイト代を受け取るが税金や保険などいろいろ差し引かれて手取りはたったの13ドル(約1500円)しかなかった。これでは何もできないと嘆くホーマーだったがバーニーに誘われてドッグ・レースで一攫千金に賭けることにする。クリスマスには貧しい子供にミラクル(奇跡)が起こるはずだというバートの言葉を信じて期待をかけるホーマー。絶対に勝つと評判の「ワールウィンド」という犬がいたが、ホーマーは「サンタズ・リトル・ヘルパー(サンタクロースのちっちゃな助手)」というネーミングに何か特別なものを感じ、全額をその犬に賭けることにする。果たしてその結果は・・
■CHECK■
・ シーズン1が本格的に始まる直前の1989年のクリスマスシーズンに放送されたザ・シンプソンズ・クリスマス・スペシャル。
・ 小学校のクリスマスイベントで2年生の出し物の「世界のクリスマス」で日本のサンタクロース?の紹介がある。
・ ネコのスノーボールは交通事故で死んだらしい。今いるのは2代目のスノーボールII。
・ アメリカではクリスマスツリーに本当のもみの木を使うのが普通。この時期になるとスーパーなどで売っていることも。
・ サンタクロースと一緒に写真を撮るイベントはアメリカのクリスマスシーズンならどこでも見かける典型的な風物詩。
・ ホーマーがサンタの決まり文句「HO!HO!HO!」を言うところで頭を打って「HO!HO!D'oh!」と言ってしまう。
はじめての「どうっ!」。
・ レースに出ていた犬「ドッグ・ノ・ウォー(戦争専門犬)」の名は実在の名馬「マン・ノ・ウォー(戦争専門家)」から。
・ サンタズ・リトル・ヘルパーがシンプソン家にやってきた過程がわかるエピソード。
102
Bart the Genius
天才バート
バートは天才?
#7G02
シンプソン一家は家族で言葉遊びのボードゲームをするが、ホーマーやマージから出るのは「HE」や「DO」などの簡単な単語ばかり。その中でもバートはめちゃくちゃな言葉を作ってズルばかりする。学校の壁に書いたスキナーの似顔絵の落書きにも「WIENER(ウィンナー)」と書くところを「WEINER」とスペルを間違えるありさま。壁に書いた落書きの件でホーマーとマージは校長室に呼ばれお説教と落書きした壁の修理費を請求されてしまう。
学校で知能テストが行われるが全然問題が解けないバート。バートはついいたずらで自分の答案とクラスの優等生マーティンの答案を取り替えて提出してしまう。その結果バートはなんとIQ216の天才児だと診断され、これまでの数々のいたずらも天才ゆえの行動だったと誤解される。バートはカウンセラーのすすめで英才教育の学校へ行くことになる。
新しい学校に通い始めたバートだがまわりは本当の天才児ばかり。難しい話や理屈などを用いられついていけないバートはすぐに劣等感を感じ始める。スプリングフィールド小学校に遊びに行っても前の級友たちはバートは天才なんだから俺達とは別世界の人間だといって邪険にされる。以前壁に書いた落書きも「校長 / IQ216のバート・シンプソン画」として扱われているなどして居心地が悪い。まわりの期待もあってバートは本当のことがなかなか言い出せない・・
■CHECK■
・ ブラックボード : I WILL NOT WASTE CHALK (チョークを無駄にしません)
・ シンプソン一家がしている単語ゲームは昔からあるボードゲーム。アメリカ人にとっても英単語のスペルというのは
なかなか覚えられないものです。
・ ボードゲームでのホーマーの手元のアルファベットは「OXIDIZE(酸化させる)」でもう出来上がっているが気づかない。
・ ミルハウスの髪が黒い。青色になるのはこの後から。
・ バートが学校の本棚で見つけるコミック「ラディオアクティブ・マン(放射能男)」は後々よく出てくるヒーロー・コミック。
103
Homer's Odyssey
ホーマーのオデッセイ
ヒーロー誕生
#7G03
私はあなたを愛する理由1950年16の理由
学校で社会見学に出かける。今年の見学先はホーマーの勤めるスプリングフィールド原子力発電所。スミサーズの案内で会社紹介ビデオを見たり発電所内を見学する。その時バートはここで働くホーマーを見つけ声をかけるが、ホーマーはドーナツを食べながらカートを運転して設備を破損する失態を犯し、バートの目の前でクビになってしまう。
ホーマーは新しい仕事を探すがなかなか見つからない。家計を支えるため結婚前の職場ハンバーガーショップで再び働き始めるマージ。だんだんホーマーは投げやりになり、ホーマーを励まそうと家族で用意したケーキをぞんざいにしたりビールを買うためにバートの貯金箱を盗んだりとひどくなっていく。ホーマーはこのままでは生きていても仕方がないと家族に遺書を書いて橋の上から身を投げようとする。いなくなったホーマーを探し回っていたマージたちは橋の上でホーマを見つけ引き止めに駆け寄る。その時車が通りかかりマージたちは危うくはねられそうに。ホーマーが間一髪で助け、その時ふと気づく。自分にはまだやらなければならないことがある。死んではいけない。この通りにはストップサイン(一時停止)が� ��要だ!ここに標識ができるまで戦い抜くぞ!と。
一時停止にとどまらずスピード・バンプやディップ、前方に標識があるという標識など町中のいたるところに標識をつけたホーマー。でも心は晴れない。スプリングフィールドにはまだとても危険なものがある。それはかつての勤務先、バーンズの経営するスプリングフィールド原子力発電所だった。この町の安全のためにホーマーは原子力発電所立ち退きの運動を始める・・
■CHECK■
・ ブラックボード : I WILL NOT SKATEBOARD IN THE HALLS (校内でスケートボードはしません)
・ タイトルは古代ギリシャ詩人のHomer(ホメロス)の書いたOdyssey(オデッセイ/叙事詩)から。
・ スミサーズの肌の色がこのときは褐色。南の島のバケーションから帰ったばかりというのが言い訳らしい。
・ 原子力発電所のビデオはリアリティがありとてもわかりやすい。廃棄物をわからないところに隠すというところまで完璧。
・ 発電所のエントランスの3重の防壁に書いてある案内は「DANGER SEVERE RADIATION (危険 強力な放射能地帯)」
「ENTER YOUR OWN RISK (自分の責任で入りましょう)」「ENJOY YOUR VISIT (楽しい見学を)」という言葉。
・ 発電所の廃水をリサイクルした庭園には3つ目の魚がいる。
・ 双子のシェリ&テリーの父親は発電所勤務。
・ マージの以前の仕事はウェイトレスがローラースケートを履いているハンバーガーショップ。
・ ホーマーが遺書を書いたメモ用紙には「DUMS THINGS I GOTTA DO TODAY(今日やらなければならないつまらない雑用)」
という言葉が印刷されている。
・ 町の壁にいたずら書きを繰り返すエル・バルトは名前も風貌もバートそっくり。
・ ホーマーが1面を飾ったのはスプリングフィールド・ショッパーという無料誌。それも月から金まで毎日。
・ BUMP(スピード原則のための隆起)もDIP(くぼみ)も実際によく見かける標識です(少なくともオーストラリアにはいっぱいある)。
・ 標識の設置は人々から支持されたがメイン・ストリートの時速15マイル(時速24キロ)にしたのはブーイングを受けているらしい。
・ ホーマーがなぜスプリングフィールド原子力発電所の安全担当係なのかがわかるエピソード。
104
There's No Disgrace Like Homer
ホーマーほど恥なものは他にない
ホーマーの大決心
#7G04
会社の催しでバーンズの豪邸へピクニックへ行くシンプソン家。バーンズの大好物のマシュマロ入りゼリーを持っていくが邪険にされる。家族が不仲だということが知れるとクビになるのでホーマーはびくびく。今日だけはいい子でいるように家族に言うがバートとリサは暴れ放題、マージもアルコール入りパンチを飲んでべろべろに酔っ払ってしまっている。ヒヤヒヤしながらもなんとかピクニックを終えるが帰る際に同僚の幸せな家庭を見て不安になるホーマー。このままではシンプソン家がだめになってしまうと一念発起する。
幸せな家庭を作るにはまず家族団らんの食事からということでテレビを見ずに食卓で食事をしようとするがあまり効果はない。そんな時モーの店のテレビで見かけたドクター・モンローのファミリー・セラピーのCMを見て治療を受けてみることにする。セラピーには250ドル(約32500円)かかるがシンプソン家にそんなお金はない。マージたちに反対されながら子供達の大学進学用貯金の88ドル50セント(約11500円)に手をつけ、テレビも質入れしてなんとかお金を作りセラピーへ出かける。
ドクター・モンローは絵を描かせたりお互いを叩かせたりといろいろな治療を施すが全く効かない。最後の手段で電気椅子を用いた治療を行うが、ホーマーたちはかまわず互いを傷つけあって事態はますますひどくなるばかり・・
■CHECK■
・ ブラックボード : I WILL NOT BURP IN CLASS (教室でゲップはしません)
・ ホーマーがピクニックに着ていったシャツは赤白のしましま。現在では決して着ない服。
・ パンチで酔っぱらったマージがシンプソンズではじめてのミュージカルをする。
・ モーの店に見回りに来る警察官のエディの肌が黄色。現在は褐色の肌。
・ はじめてのイッチー&スクラッチー・ショー。
・ ドクター・モンローのセラピーを終えて出てくる幸せな家族は見た目がにせシンプソンズっぽい。
105
Bart the General
将軍バート
バートン将軍
#7G05
shaunteマウイ発熱
リサが担任のフーバーのためにカップケーキを焼くが、学校で男の子に取リ上げられ地面に踏みつけられる意地悪をされてしまう。怒ったバートはその男の子に飛びかかってけんかを始めるが、その男の子はガキ大将ネルソンの仲間の1人。ネルソンに目をつけられて毎放課後こてんぱんに殴られてしまう。校長先生に言いつけるのがいちばんだが、子供達にとっては神聖な「校庭のおきて」に違反することなのでできない。
困ったバートはホーマーやマージに相談するが的を得た助けが得られない。そこでリサのアドバイスでおじいちゃんに相談してみることにする。おじいちゃんは今何とかしなければ一生いじめられてしまうと言い、よい相談相手がいると言ってバートをミリタリー・アンティーク店(軍事骨董屋)に連れて行く。店主の片腕のハーマンはミリタリー・フリークのちょっとイカれた男。解決の方法は革命しかないと言い、仲間を集めて軍隊を作るよう指導する。ちょっと不安なバートだがおじいちゃんにパットン将軍もちょっとイカれていたから勝利した、この男は本当にイカれているからかならず勝利すると励まされる。ハーマンの指導のもとバートは仲間と共に着々と準備を進める。アーミーさながらの厳しい戦いの訓練をし、水� ��船爆弾も多量に用意した。果たしてバートたちは勝利するのか・・
■CHECK■
・ タイトルは第1次大戦から第二次大戦にかけて活躍したアメリカの将軍ジョージ・S・パットンから。
・ おじいちゃんがTV広告に対して放送規制するよう求めた単語は「bra(ブラジャー)」 「honny(欲情する)」
「Family jewel(ファミリー・ジュエル/一族の宝、睾丸の意)」。どの英語も特にいやらしい言葉ではない。
・ 骨董店に入る時の暗号の言葉は「Let me in, you idiot !(中に入れろ、この馬鹿!)」。
・ おじいちゃんは「老人の戦争」マガジンを購読しているらしい。
・ ハーマンはバスの窓から手を出していて片腕を失くした様子。クラバッペルがバスから手を出さないよう注意する時に出てくる子は
どうもこの人らしい。(エピソード103)
・ 開戦宣言に使用した書類は1870年の普仏戦争のものらしい。
・ 水風船爆弾に使ったハッピ−・バースディ風船。アメリカでは誕生日に風船を贈るのは定番です。
・ 男の子がリサにキスをした白黒写真はTIME誌の表紙にもなった有名な写真のパロディ。
・ 停戦宣言に書かれる「ネルソンはオフィッシャルな権限を失うがガキ大将の肩書きは残す」という言葉は「天皇は政治的権力を
失い日本の象徴になる」という言葉かららしい。
・ ラストにバートが言う「戦争はいいものじゃない。でも独立戦争と第二次世界大戦とスターウォーズだけは別」という言葉。
アメリカでは第二次世界大戦は善の戦争だったという考えが通説。
106
Moaning Lisa
嘆きのリサ
リサのブルース
#7G06
朝からブルーな気持ちのリサ。いつもならバートと取り合うカップケーキにも興味がないようだ。音楽の授業でもひとりでサックスのソロを吹き始めみんなと足並みが合わせられない。友人達と悪ふざけをして笑うこともできなくなり、体育の時間のドッジボールも悲しすぎて参加することができない。マージは優等生のリサが学校から「リサは悲しすぎてドッジボールができないそうです」というアテンション(連絡票)をもらってきて心配する。ホーマーがリサに悩みを話すよう言うが、リサは私の存在意義はどこにあるのか、なぜ世界は悲しみにあふれているのかという難しい質問をしてホーマーは困惑する。マージは熱いお風呂に入ったら気持ちが休まるかもしれないとリサにすすめるが、何をしてもリサの心は晴れない。誰 にも理解されない悲しみに押され、リサはサックスでブルースを吹くが、家の中で吹くなとホーマーに怒られ泣き出してしまう気持ちになるのだった。
そんな時どこからともなくサックスの音が。その美しい音につられてリサが歩いていくと橋の上でサックスでブルースを吹く男がいた。彼の名はブリーディン・ガムズ・マーフィー。リサとサックスのジャムをし、ブルースを2人で唄った。マーフィーはリサのサックスを聴いてなかなか上手いと褒めるが、褒められても幸せな気分になれないとリサは答える。彼はブルースは人を幸せにはしない、人を悲しませて金を取るためにあるのだとリサに言った。
翌朝マージはリサをブラスバンドの練習に車で送る際にアドバイスする。不幸なことがあっても笑っていなさい、人間は見た目が大事。笑っていればみんなが優しくしてくれて男の子にも持てるようになる。それはマージの母親がマージによく言っていたことだった。マージはリサを無理やり微笑まさせる・・
■CHECK■
・ ブラックボード : I WILL NOT INSTIGATE REVOLUTION (革命を扇動しません)
・ タイトルは名画「MONA LISA(モナ・リザ)」からと思われる。
・ マーフィーがサックスを吹いていた橋はホーマーが身を投げようとしていた橋。(エピソード103)
107
The Call of the Simpsons
シンプソンズの叫び
ホーマー自然に帰る
#7G09
痛みの処女
超旧型の芝刈り機で庭の芝を刈るバート。隣のフランダースの子供は最新式の車式芝刈り機で楽そうに芝を刈っている。そんな時フランダースがキッチンや衛星放送付きの立派なキャンピングカーでホーマーたちの前に現れる。フランダースはローンで買ったのだと聞いて、それなら自分も買えると思ったホーマーはキャンピングカー・ショップにでかける。セールスマンからオーブンが4つもついた豪華なキャンピングカーを見せられ気に入るが、ホーマーの金銭事情ではローン審査でOKがでない。ホーマーにも手の届くキャンピングカーは壊れかけたおんぼろの中古車しかなかったが、ホーマーはセールスマンの巧みな話術の勢いで購入してしまう。
さっそくホーマーたちはキャンピングに出かける。オフロード車だからと道なき道を走り、川を越え、こわがるマージたちの言うことも聞かずどんどん飛ばして運転していくホーマー。この辺りでいいだろうと車を止めた場所はなんと切り立った崖っぷちで、ホーマーたちがあわてて車を降りると車は谷底に落ちて全壊してしまった。大自然の中で何もなくなってしまったホーマーたち。自分は山男だから心配ないと言って一家の主として家族を安心させようとするものの、ホーマーはどうしてよいかわからず泣き出してしまいたい気持ちだった。マージ達を残し、ホーマーはバートを連れて助けを求めに行くが、滝に落ちたり服を失くしたりする上、寒い夜も火が起こせなかったりと散々な目に遭う。それとは対象にマージとリサ� ��寝床を作りちゃんと火をおこして暖かく夜を越していた。ホーマーたちの後ろからついて行ったマギーは途中ではぐれてしまったが、森のクマとロリポップで打ち解け、クマ達に保護され安全に守られていた。
翌朝おなかの空いたホーマーはハチの巣を見つけ、ハチミツを食べようと口に放り込む。案の定、口の中をハチに刺されたホーマーは水を求めて川に飛び込み、そこでアニマル・ウォッチングしていた人に助けを求めるが口の中が腫れて上手く話せない。そのうえ体には泥まみれで、わめき声を上げる野蛮な猿人のように見え、その姿を映した映像がTVで公開されると世間はたちまち「ビッグ・フット発見!」と話題となる。生け捕りにすれば賞金もあり、TV局や新聞社などが山に大勢押しかける・・
■CHECK■
・ ブラックボード : I WILL NOT DRAW NAKED LADIES IN CLASS (教室で裸の女性を描きません)
・ セールスマン役の声優は俳優アルバート・ブルックス。映画「トワイライト・ゾーン」のオープニングで友人に殺される人。
・ ちょうどこの頃はアメリカでビッグ・フットのがテレビで話題になっていた時代だった。
108
The Telltale Head
密告者
忘れられた英雄
#7G07
■CHECK■
・ ブラックボード : I DID NOT SEE ELVIS (エルビスは見ていません)
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109
Life on the Fast Lane
ファスト・レーンの人生
恋におちて
#7G08
■CHECK■
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110
Homer's Night Out
ホーマーの夜遊び
パーティーはこりごり
#7G10
■CHECK■
・ ブラックボード : I WILL NOT CALL MY TEACHER "HOT CAKES" (先生を「ホットケーキ」とは呼びません)
ホットケーキとはは男性が恋人や妻などに愛情を込めて呼ぶ言葉。
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111
The Crepes of Wrath
怒りのクレープ
バートのフランス日記
#7G13
家の中を散らかし放題のバート。そのせいでホーマーはバートの持ち物に足を滑らし階段から落ちてしまう。怒られたバートはしぶしぶ部屋を片付けているとチェリー爆弾を見つけた。翌日いたずらでその爆弾をトイレの便器の中で爆発させ、学校を見学に来ていたスキナーの母親にもケガを負わせてしまう。いたずらばかりするバートに困り果てているスキナーは、バートを3ヶ月交換留学生としてフランスへ行かせる話をホーマーとマージに持ってくる。バートのいたずらで背中を痛め寝込んでいたホーマーも乗り気。飛行機に乗って海外に行くということでバートも興味を持ち、バートのフランス留学が決まった。シンプソン家にはアルバニアからの留学生がステイする。
バートのステイ先はワインの製造をしている立派なお屋敷と聞いていた。しかし空港に来ていた迎えのオートバイに乗って向かった先は、聞いていた話と全く違うぼろぼろの農家。ホストの対応もひどく、食事やベッドさえ充分に与えられない。バートはぶどうの収穫に向けてロバのようにこき使われるために連れてこられたのだった。反対にアルバニアからの留学生アディールは共産圏色が時折でるものの、聡明でとてもいい子。ホーマーは彼を気に入り、彼が興味を持つ原子力発電所のプルトニウム施設の見学にも連れて行く。
こき使われてへとへとになったバートがある日窓を覗くとワインに大量の不凍液を入れているホストの姿を見る。それをバートに飲ませて安全かどうか人体実験するのだった。たまりかねたバートは家を飛び出し警官に訴えるが言葉がわからずに相手にされない。そしてシンプソン家のツリー・ハウスではアディールが密かに交信している姿があった。彼は実はアメリカのプルトニウム施設の情報を調べる国家スパイだったのだ。それを知らず情報を与え続けるホーマー。フランス語がわからず町をさまようバート・・
■CHECK■
・ ブラックボード : GARLIC GUM IS NOT FUNNY (にんにくガムは笑えません)
・ タイトルは小説「怒りの葡萄」から。
・ スキナーは母親にスパンキーと呼ばれている。
・ 不凍液の添加はワインにとろみと甘みを加える効果があるといわれるが人体には悪影響がある。ヨーロッパのワインに不凍液が
混入していることで問題になったことがある。
・ なぜバートがフランス語が話せるのかがわかるエピソード。
・ バートのフランス土産はフランスパン、エッフェル塔、ホーマーへのワイン、マージへのドレス、リサへのギロチン台、マギーへの風船。
112
Krusty Gets Busted
クラスティの逮捕
クラスティは強盗犯!?
#7G12
テレビを見るバートとリサ。クラスティのショーでは恒例のサイドショー・ボブの人間大砲ショーが行われ相変わらずの人気だ。今夜はパティとセルマがメキシコ旅行の写真のスライドショーを見せにやってくるので仕事帰りにプレミアム・アイスクリームを買ってきて欲しいとマージはホーマーに電話する。ホーマーがクイック・E・マートに立ち寄りアイスを買っている最中、ピストルを持った強盗が店にやってきた。アプーが金を渡し誰もケガはなかったが、ホーマーの証言で似顔絵を描くとなんとその犯人はクラスティ。防犯カメラにも犯罪の様子が写っており、クラスティは容疑者として逮捕され、大ファンのバートはショックを受ける。
雑誌やニュース番組ではクラスティの容疑に関する話題で持ちきり。クラスティの過去を振り返る特番も組まれ、町ではクラスティのおもちゃを焼き払う活動も起きる。裁判ではホーマーの目撃証言や無識字者支援運動の活動家であるクラスティの文盲などが取り上げられ、バートの願いも空しくクラスティに有罪判決が出る。
クラスティの逮捕で代役となったのはサイドショー・ボブ。ひとあじ違う知的な切り口のショーで子供たちの心をつかむ。しかしバートだけはクラスティの犯罪が信じられない。リサに協力してもらい現場検証すると心臓にペースメーカーをつけているはずのクラスティが電子レンジを使ったり、文盲なのに雑誌を読んでいたりとおかしい点が見つかる。誰かクラスティを恨みを持つ者がいるに違いないと思った2人は、クラスティの親友であるサイドショー・ボブなら何か知っているかもしれないと彼のもとへ出向く・・
■CHECK■
・ ブラックボード : THEY ARE LAUGHING AT ME, NOT WITH ME (彼らは自分を笑ったのであって、自分と一緒に
笑ったのではありません)
・ ケント・ブロックマンはエミー賞を取ったらしい。
・ クラスティがメイクしていない素顔が見られる。
・ クラスティは1986年に番組撮影中に心臓発作がおき、胸にペースメーカーを埋め込んでいる。
・ クラスティは文盲(文字が読めない)らしい。
・ なぜサイドショー・ボブはバートを憎んでいるのかがわかるエピソード。
113
Some Enchanted Evening
魅惑の夜
子守のおばちゃま
#7G01
朝のシンプソン家はどたばた。マージが作った朝食も適当にかきこみ、せっかく作ったお弁当さえ持たずにみんな出かけてしまう。最近いってきますのキスさえしてくれないホーマーにマージはイライラがつのり、ラジオ局のドクター・モンロー人生相談番組に電話して不満の一部始終を話す。モンローはご主人はあなたのことをなんとも思っていないピッグ(ブタ)だ、今夜帰ってきたらもうウンザリだと言ってやりなさい、それでダメなら離婚しなさいとアドバイスする。仕事場でその放送を聞いていたホーマーは何とかしなければとあせりはじめる。
ホーマーが仕事帰りにモーの店に立ち寄って相談すると、モーは俺たち男はみんなピッグだ、でも勝負の時には一発決めるピッグなのだと言う。そんな時は花でも買って食事に連れ出してモーテルに一晩泊まってロマンティックな時を過ごせば女はイチコロだとアドバイスする。きっとマージにはそんな手は通用しないと思うホーマーだったが、バラの花を買って帰り「愛しているよマージョリア」とつぶやくと、マージはたちまち穏やかな顔になってホーマーを受け入れるのだった。
さっそくロマンティックな夜を過ごすことになった2人はベビーシッターを頼みでかけてゆく。レストランでロブスター、ダンスでマンボと楽しい時を過ごしていた。モーテルでも新婚旅行の時のようにアツアツの2人。その頃バート達は凄みのあるベビーシッターに脅されながらエルビスのビデオを見せられおとなしくさせられていた。しかし不満なバートはビデオをテレビに切り替え、アメリカの凶悪犯罪特集番組を見る。そこではベビー・シッターと名乗り家に入り、アメリカ全土を強盗して回っている強盗犯を紹介していた。その指名手配の写真を見るとそれはなんと今家に着ているべビー・シッターだった。バートとリサはあわてて通報しようとするが、べビー・シッターにつかまり縛りあげられてしまう・・
■CHECK■
・ ブラックボード : I WILL NOT YELL "FIRE" IN A CROWDED CLASSROOM (混んだ教室の中で「火事だ!」とは
叫びません)
・ ドクター・モンローは以前ファミリー・セラピーを受けたお医者さん。(エピソード104)
・ マージは34歳らしい。
・ ホーマーがきちんとヒゲをそった顔が見られる。でも1秒後にはえてくる。
・ ホーマーはマンボが踊れる。
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